つる姫城発掘調査隊であります。
つる姫さま(鶴弥の実母)がお亡くなりになってもう丸二年が建ちました。さまざまな手続きも終わり、ぼつぼつと家財道具の整理に取りかかりました。築60年越えの老家屋に眠る大量の思い出の数々。単なる燃えるゴミ、燃えないゴミという分別だけでは済まされません。一つ一つが過ぎ去った時代の証人なのであります。
この記事は2021年07月のものです。
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朝から晩まで奥の院の発掘作業を続けています。何やら立派な記念写真が出てきました。何じゃラホイと恐る恐る開いてみたら何とまあムームー美女とハゲマス城主(つる姫さまのツレアイ=うちのおかみさんの実父=コゲメシにとっては義父)のツーショットではありませんか!こんな記念写真いつ撮ったんだろう。ってか、仮にこんな記念写真を撮る状況に接しても普通お断りするでしょ。にこにことムームー美女に寄り添う高齢老人。このまま壺や数珠を売りつけられてもホイホイと買ってしまいそうな危うさを感じて仕舞います。昔日本からのパッケージツアーに参加するとホノルル到着直後に一カ所に缶詰にされてオプショナルツアーやお土産品を売りつけられた時代があったんです。この記念写真もきっとそんなんでしょうか。にしても何とまあにやけきったお顔でしょうか。
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同じ茶封筒に集合写真も出てきました。アラモアナパークのマジックアイランド付近で撮られたものです。まず感じたのはやたらに中年以上のおっさん、昔おねいさんばかりの団体です。それと背景になっているワイキキのホテル群が妙にスッキリ(ってかスカスカ)しているなあと思いました。それとこの集合写真にツレアイであるつる姫さまが入って居ません。じーさん一人でこの団体旅行に参加したようです。よくもまあつる姫さまが許可したもんです。
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気になったんでこの頃の資料を探し出しました。最早旧家の断捨離どころじゃありません。なにゆえにたった一人でハワイ行きのツアーに参加したんでしょう。一人では旅支度どころか背広一着着れないじーさんが「お一人ハワイ旅」を決行したのでしょう?その答えはここにありました。成る程、この企画ではツレアイであるつる姫さまがご一緒するハズありません。
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参加資料が出てきました。<アキちゃんと行くハワイ!>そうですか。楽しんでください。にしても直後に「祭りインハワイにご参加ありがとうございます」と繋がっています。これでは表題である<アキちゃんと行くハワイ!>と文脈が繋がっていません。これでは「おらがセンセイの応援に東京に連れて行かれたらホテルでどんちゃん騒ぎして新宿御苑で陛下さま拝めた」くらいのねじ曲げ感があります。要するに<祭りインハワイにゲスト出演するアキちゃんの事務所が後援会を動員して売り上げを上げた」というのが本当の処でしょうか。
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残されたBON-Dansuの会場はアラモアナパークのマジックアイランドの付け根付近だと察せられます。第三回祭りinハワイといいますから1982年だと思います。長年勤め上げた会社を定年退職した年に初海外旅行にコゲメシが連れて行きました。そのたった二年後に「お一人ハワイ旅」(パッケージツアーだけど)を敢行したハゲマス城主の実行力に今更ながら驚かされたのであります。
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